1月の映画感想

1月にみた映画の感想!ネタバレあります!

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『呪術廻戦 0』(TOHO西宮、TOHO梅田)

12/24の初日にエキスポIMAXで見て、年が明けて西宮IMAX、梅田TCXで見ました。やっぱデカいスクリーンで見る乙骨憂太ブチ切れシーンは最高ですね。ANN聴いてから、実はアフレコ時、中村悠一が台詞言ってから孝宏が返したんだよ、という裏エピ知ってから見る悟と傑の最後はなんか…もう……

 

スパイダーマン:ノーウェイホーム』(エキスポ)

こんなん年始早々見せられて…もう2022年これ以上すごい映画ある!?(ない…)初日エキスポIMAXはエンドロール後に拍手おきてたし、会う人会う人ネタバレに配慮しすぎて、「見た!?」「見た!!」で会話してた。トビー・マグワイアが出てきた瞬間、アンドリュー・ガーフィールドの手がMJに届いた瞬間、3人のピーターが共闘している瞬間、毎度「あ…今夢みてるんだ…」と思ったし、今でもまだ少しだけ、夢なんじゃないかと思っている。今年どんな作品をみても、これ以上に熱狂する映画には出会えないだろうな…(ハイローは別枠)

 

『無聲 The Silent Forest』(テアトル梅田)

地獄が連鎖する鬱映画。ラストはハッピーエンドの雰囲気を出しつつ、もうどこにも救いがないことをはっきりと映し出す。性的暴行を受けてでもろう学校にいることを望むほど、外の世界や学校がどれだけ彼女にとって耐えがたい地獄なのか。声のない世界の彼ら彼女らの叫びに、痛々しいほどに焦点を当てた傑作。

 

『ユンヒへ』(シネマート心斎橋)

女性同士のかつての恋愛を、片方の娘の視点を交ぜて紐解くクィア映画。綺麗で、静かで、なにひとつとして特別なことのない素敵な時間。特に瀧内公美さんの秘めているものをさらに押し殺す演技が好きでした。あの頃の記憶があるから生きていける、そんな思い出を胸の奥底にしまっているひとにぜひ見てほしい。あとねこちゃんが本当に可愛い!

 

『レイジング・ファイア』(TOHOなんば)

最高最高最高!!!!!"あーこれこれ!これが見たかった…"が全部揃った香港ノワール映画。真っ直ぐすぎる堅物刑事VS闇堕ちしたかつての同僚という図、美味しくないわけがない。終盤、双方にチーム内の絆がみてとれるのも良い。ラスト15分のドニー・イェンニコラス・ツェーのタイマン、こんなんレイジング・ファイアでしか見れませんからね……

 

『さがす』(テアトル梅田)

今年のベストテン候補がはやくも!『ミスミソウ』の清水尋也がほんっっとに好きなので、ほんっっっとに楽しみにしておりました。善人のフリをして大事なネジが外れている最低の清水尋也、最悪…(最高……)伊東蒼さんは複雑な事情のある家の子ども役が本当に上手い、最後の佐藤二朗との卓球シーンは凄まじかった。とにかく先の読めない展開が、こちらの想像を超える地獄を見せてくれます。めちゃくちゃ面白かった。絶対にネタバレを踏まずに見てほしい映画。

 

『コンフィデンスマンJP 英雄編』(TOHO西宮)

大好きーーーーー!!!邦画シリーズでいちばん面白いと思っている。結末はまぁこうなるんだろうなと分かってた上で面白いから本当にすごい。カラサンインターポール瀬戸康史、1作で2度美味しい生田絵梨花さん、あまりにも"正解"の城田優、癖強ゲストもみんな最高!!!今回も何も知らされていないボクちゃん、一生そのままでいてくれ屋……

 

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(大阪SCC)

ウェス・アンダーソンの頭の中身ってどうなってるんだろう。めまぐるしく変わる場面、これでもかと画面に詰め込まれた人々、こだわりつくされたシンメトリー、本当に情報量の多い映画。学生運動家のティモシー・シャラメ、贔屓目で見ても良かったなぁ。レア・セドゥの眼差しと、シアーシャ・ローナンの青い瞳も素敵だった。出番は少ないけどデフォーも可笑しくて可愛い。そしてネスカフィエのたった1行の語りが忘れられない。雑誌の表紙がどれも素敵だから、ポストカードセットで売って…買うから……